【UXを学ぶ】その待ち時間、ストレスを与えていませんか?

アプリを起動したのにいつまでたっても開始されない!
という経験はありませんか?

「動いているのかわからない・・・」

「このアプリまともに動かないんじゃないの?」

「もうこんなアプリなんか使わない!」

アンインストール。。。

ユーザーの心はちょっとしたことであっという間に離れてしまいます。
そして二度と戻ってくることはなく・・・。

アプリによっては起動時に初期情報など読込む必要があり
どうしても起動時に時間を要するケースはあります。

開発側としては必要な時間でも、ユーザーに取っては
まったくもって不要な時間、この不快さをどのように回避するのか。

よくある手法としてはスプラッシュ画面という
起動時に表示される画面を用いてユーザーの意識を
そちらに向ける、という方法がとられます。

ただし、スプラッシュ画面を表示したとしても
ただの静止画だけでは読込みが長い場合、退屈な時間が
過ぎていく結果となってしまいます。

そこで、たとえばスプラッシュ画面を静止画から
動きのある動画アニメーションに変えるということで
ユーザーの意識を引き込むという手法など、
有効な方法はいくつか考えられます。

待ち時間といえば、有名な話に
「エレベーターが遅い」
というのがあります。

利用者からのエレベーターが遅いというクレームに対して

「待ち時間を減らす」

という対策を取ることが普通ですが、ここで視点を変えて

「クレームを減らす」

という点においてどのような対策を考えるか
「待ち時間を減らす」以外にもやりようはいくつか考えられます。

この話では、エレベーターホールに鏡を設置するという
対策が挙げられています。

つまり、「待っている間、手持ち無沙汰にさせない」
ということで利用者のストレスを軽減させることが
できた、というわけです。

そのまんまですが、スプラッシュ画面に鏡を表示させる、
というのもアリかもしれませんね。

なんにせよ、アプリ開発というのは作り手の立場だけで
物事を進めていくのではなく、
本質的な重要視点「利用者の視点」を常に求め続けることが
大切です。