【UXを学ぶ】エラーメッセージは誰の為?

利用者がストレスなくアプリを使う上で
アプリは正常に動くことが当たり前です。
開発する側としても、動作検証はみっちり行います。

とはいえ、どうしても最初から完璧なものを提供するというのは
なかなか難しく、想定外の操作などにより
予期せぬ状態が発生してしまうことがあります。

いわゆる「エラー」というやつです。

そしてこのエラーは、利用者 または 開発側に
伝える為に「エラーメッセージ」という形で表示されます。

この「エラーメッセージ」
利用者の立場としては、出てくると煩わしいことこの上ない、
というより、アプリに対する信頼を著しく下げてしまいます。

エラーメッセージなんか出ないにこしたことはありません。

ともすると、エラーメッセージなんか隠蔽してしまって
何食わぬ顔をして動いている方が良いのでは?
という見方も もしかするとあるかもしれませんが、
もしもエラー時にエラーメッセージが出なかったらどうなるでしょう。

一言でいえば、アプリの信用に関わってきます。

仮に、アプリ内で何かしらのエラーが発生したが為に
データが正常に処理されない、というケースが発生した場合、
利用者の心境としては・・・

「なぜか自分の操作が反映されない?」
   ↓
「このアプリまともに動くのかどうか分からない??」
   ↓
「・・・他の類似アプリを探そう」
   ↓
アンインストール。。。

と事態に陥ってしまうことも十分に考えられます。

でも、もしエラー時にエラーメッセージを出したら・・・

エラーメッセージが利用者が理解できないものだとしても
何かしらの不具合を開発元に問合せる、開発側としては
チャンスが生じます。
つまり問題を解決するきっかけを生むことが出来ます。

尚、エラーメッセージを表示する方法としては、

・アラートダイアログを用いて表示する方法

・画面の一部として表示する方法

とがあります。

「エラーメッセージは誰の為?」は
利用者の為であり、開発者の為でもあるという
ことではないでしょうか

問題を問題としてきちんと認識し、改善を重ねていく、
良質なアプリはこの当たり前のことをしっかり行っているからこそ
支持されるのだと思います。